第1回検定試験を振り返って。③

こんにちは、マンションマエストロ検定事務局です。

今回は第1回マンションマエストロ検定2級の問題の中から、正答率の低かった問題2問の解説をしていきます。

■「管理組合」に関する問題

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問27 マンションの管理規約について、正しい記述を下記より選びなさい。
①「管理規約」の内容は各マンションの管理組合が独自で規定し作成する
②区分所有法に「マンション標準管理規約」という管理規約の規範が規定されている
③分譲時に定められた「管理規約」の内容は変更できない
④「管理規約」は区分所有者にしか開示されないため、購入希望者は事前に確認することができない

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【正解】①

【解説】
正答率64.6%の問題でした。
最終的に①と②で迷われた方が多かったようです。
①は正しい記述です。国土交通省の「マンション標準管理規約」を指針にすることが奨励されてはいますが、管理組合が独自で規定し策定することが可能です。
②は間違い。「マンション標準管理規約」は区分所有法ではなく、国土交通省が別に定めているものです。
③は間違い。管理規約を新しく定めたり、変更することは可能です。その場合、総会にて区分所有者および議決権の4分の3以上の決議が必要になります。
④は間違い。少し難しいですが、国土交通省による2016年の「マンション標準管理委託契約書 第14条の改正内容」からの出題です。
マンションを購入したいと思う人は、仲介する宅地建物取引業者を通じて、情報を集めることが可能になるようガイドラインが制定されました。多くの場合は、宅建業者が管理会社とやりとりして、管理規約などの重要な管理情報を入手して、購入予定者に提供するという流れになります。

■「マンションに関する法律」に関する問題

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問68 マンションの法律のうち「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」について、間違っている記述を下記より選びなさい。
①東日本大震災にて建て替えの規定の不備が顕在化し制定された
②建て替えを行う団体の法的位置づけ等を整備した法律である
③平成26年の改正で、マンション敷地売却制度が創設された
④平成26年の改正で、容積率の緩和の特例を認めた

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【正解】①

【解説】
正答率46.7%の問題でした。法律の内容の細かい部分にはなりますが②③④は正解です。
間違いは①です。
2002年施行の法律ですので、2011年の東日本大震災ではなく、1995年に起きた「阪神・淡路大震災」が契機になります。
マンションの建て替えや除去は、原則として「区分所有法」に基づいて進めますが、区分所有法ではカバー出来なかった災害による建て替えや、耐震性不足のマンションの建て替えなどを円滑に進めるために制定されました。建て替えのための合意形成や権利調整について特別の措置を定めています。(公式テキスト参照P106~P107)

いかがでしたか?2級、3級共に「管理組合と管理規約」の分野で得点できなかった受験者が多かったように見受けられます。この部分をしっかりカバーすることが大切です。
また、常識問題も設問に含まれることがありますので、日ごろから新聞やテレビのニュースなどに耳を傾け、気に留めておきましょう!